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香港のコトバと多様性 [香港]

今週は雨が多かったのですが、昨日・本日と本当に良い天気です。今日は思い切って窓ガラス拭きや台所・浴室の掃除をしました。やはり窓が綺麗になると気分が良い・・・と言いたい所ですが、黄砂かタールか判りませんが、汚れが窓にこびり付いていて、マジックリンを使ってもなかなか綺麗に取れません。確かに窓は綺麗になったのですが、汚れが完全に取れないのが残念でしょうがありません。これを綺麗にするのに、何か良いお考えはありませんでしょうか。

さて、香港と言えばかつては英国の植民地であった事から英語が通じる・・・というイメージを持たれている方が多いのですが、実は香港では英語はあまり通じません。仮にタクシーで英語で行き先を説明しても「(強めに)ア~?」とか「メイエ ア?」とか言われて頭を抱える事がほとんどです。そんな香港に日本から英語留学をする事を薦める記事があるのは驚きです。香港人も英語を勉強するために欧米やフィリピンへ行く事もある位なのですが・・・。http://www.asiaryugaku.com/english/hongkong/

確かに土地の権利書や会社登記等の公的書類は英語が使われていますが、日常はやはり広東語がメインとなります。そんな広東語ですが、最近、北京政府の意向からか北京語(普通語)を広めようと色々と活動を行っています。大陸の存在感がここまで大きくなった事から、確かに香港人も普通語の学習を始め、北京語を話す人が増えています。(学校教育で北京語が教えられる様になった事もありますけど。)

でも一方で、そんな北京語を広めようとする圧力が抑圧に感じる事も少なくないようです。そもそも香港周辺で使われている広東語は広東省東部で使われている様です。その広東省内で新たに巨大な街となった深センでは、日常で北京語が主に使われている様です。というのも、深センは広東省以外の住人で外省人と呼ばれる人たちが多いからだそうです。一方で広州市ではまだまだ広東語は健在の様ですが、広東省であっても北京語が公用語であるため、北京語を第一言語にしようとする動きは強く、既に広東人の中にも標準語しかわからない人も居るようです。言葉と文化は密接につながっていると考えられ、文化の断裂が表面化した広東省・広州市は色々な困難な状況を迎えると言え、香港も将来、このような問題に直面する可能性があります。

管理人も数年間、香港に滞在しているにも関わらず、遺憾ながら広東語はほとんど判りませんが、北京語と広東語が大きく違う事は私でも良く判ります。でも、香港人が北京語しか話さない光景は正直言って想像したくありません。やはり会計の時は「まいた~ん、むご~い」と言いたいです(笑)。でも、北京政府であれば徹底しかねない薄気味悪さがあるのは気のせいでしょうか。この香港の「本当に何でもありという空気」と「あまりに元気な広東語の響き」は不可分ではないかと個人的に思います。「香港人が北京語しか話さない日」がきたら、それこそ香港の独自性が失われ、他の大陸政府の大都市と同様の大都市の一つとなってしまう事になると思います。何かと忙しく疲れる街ですが、そんな香港はいやだなあ~。

ひるがえって日本の状況を考えた時、地方の衰退と言われているのは、日本の方言がかつてほど強さが無くなってきている事もつながっているのではないかと個人的に感じています。そんな中、名古屋市長の河村たかし氏は、意図的なのか、かなり強烈な名古屋弁を使います。周囲に聞いても、「あそこまでの名古屋弁は相当高齢の人が使う位だよ。」と言われますけど・・・。

関西の独自性は関西弁が支えているとも思いますし、名古屋の独自性も名古屋弁が支えていると思います。英語や北京語を知る事でのメリットはやはり多く、共通言語の便利さは間違いなくありますが、一方で多様性を維持する事も重要じゃないかと思う今日この頃です。


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