So-net無料ブログ作成

山崎 豊子さんのご冥福をお祈りします。 [時事・ニュース]

白い巨塔、沈まぬ太陽等の長編で知られる作家の山崎豊子さんが逝去されました。

個人的にはテレビに映像化された、「大地の子」、「 二つの祖国」は管理人にとって長編小説のベスト2です。NHKの大河ドラマというと戦国時代・幕末という印象しか無いのですが、「二つの祖国」は「大河燃ゆ」として大河ドラマで放映され、太平洋戦争前の日本人アメリカ移民への差別とアイデンティティーに係る苦悩、敵性国民として競馬場等に強制収容される等の多大な苦労を描き出しています。

主人公の3兄弟の内、日本に残った1人は徴兵され、アメリカに残った2人はアメリカ人として祖国に忠誠を示す為に自ら戦場へ赴き、1人は日系人部隊に編入された後でイタリア戦線の激戦地に投入され、2人の兄弟は米軍・日本軍に分かれ・・・という壮絶な話に絶句した記憶があります。

ちなみに大河ドラマ版では出演している俳優陣が凄く、、松本幸四郎、西田敏行、三船敏郎、島田陽子、大原麗子、堤大二郎、沢田研二、川谷拓三、多岐川裕美、柴田恭平、等々、よくここまで集めたと感じます。管理人としては3兄弟の父親役の三船敏郎が、日系一世として息子を戦場に送りつつ、自分自身のやりきれなさを完璧に演じていたのが非常に印象的でした。 http://www.nhk-ondemand.jp/program/P201200102000000/ あとは、特高警察役で出ていた柴田恭平がビリヤードを行うシーンも何だか記憶に残っています。

一方、「大地の子」はNHKスペシャルとして映像化されていますが、中国東北部に残された日本人の子供の二人が、文化大革命や日本や日本人に対する中国人の複雑な思い中で、自分自身の出自から自らのアイデンティティーに悩みながらも時代を生き抜く姿を表現しています。特に、主人公と妹との再会のシーンは涙無しでは読めないのではないでしょうか。

また、「大地の子」では、中国人がどの様な交渉を行うのかというのを、割とあけすけに書いている気がします。これは、中国大陸で中華系の人々と仕事をする上で、読んでおけば非常に役に立つ内容である気がします。

山崎さんは非常にきっちりした取材の基に、それらの小説を描いていったと多くの人が書いています。その意味で貴重な作家が他界していまいました。山崎さんのご冥福をお祈りしたいと思います。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。

×

この広告は1年以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。